アイスランド旅行記6日目

イーサフィヨルズルへ来たのは、ホルトンストランディル自然保護区(Hornstrandir Nature Reserve)へいくため。
Hornstrandirは手のような形をした西部フィヨルド地帯の一番上の部分です。
ここは人も住んでおらず道もなく、イーサフィヨルズルなどから船でしか入ることのできない自然保護区で、アイスランドの中でも最も秘境感のあるところと言えるでしょう。

ダイナミックなフィヨルドの景色を見ながらのトレッキングに憧れていて、断崖絶壁の野鳥のコロニーや、運が良ければホッキョクギツネに出会えたりと、野生動物好きにもたまらない場所です。

この日はHornbjargという断崖絶壁へのツアーを予約していたのですが、天候不良により船が出ず、またしてもツアー中止に見舞われました。アイスランド旅行はなかなか思ったようにはなりません。
AðalvíkからHesteyriまでのハイキングなら可能とのことで、振り替えてもらいました。

朝8時半にツアー会社「West Tours」のオフィスへ。オフィスはホテルから歩いて15分ほどのところにあります。
ここでチェックインの後、港まで歩きそこから船に乗り込みます。
乗船時間は90分ほど。フィヨルド内なので波は静か、船酔いもせずにすごせました。
しかし天候は雨、景色がほとんど見えないのが残念です。

Hornstrandir上陸!

Aðalvíkに到着

HornstrandirのAðalvíkには船着場がないようで、途中で小さなゴムボートに乗り換えます。
救命胴衣をつけて乗り換えるのですが、ちょっと怖い。ここで落ちたら凍え死ぬよな。。。とかちょっと考えたりして。
とはいえ、落ちることもなく無事上陸です。

Aðalvík

ツアー参加者は20名ほど。日本人は私だけでした。
ガイドさんは先頭と最後尾に2名。
こんなところで迷子になったらどうしようもないな、と何となく恐怖を感じながら歩き続けましたが、非現実的に思える景色のせいかもしれません。
天候は悪いですが、フィヨルドの山が迫り来る景色に始終圧倒されていました。

Aðalvíkには以前は人が住んでいたようで、その名残の家が点在していましたが、じきに家は見当たらなくなり、手付かずの自然の景色が広がります。

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川です。橋はありません。靴と靴下を脱いで川を越えます。
夏とはいえ気温は10度ほど。雪解け水が流れた川は、深いところで膝下くらいまでの水位があり、そりゃあもう冷たいんですよ。
川幅もそこそこあって、足の冷たさももう限界でした。ただ手に持った靴と靴下を濡らさなかった自分を褒めたい、渡りきったときにそう思ったほどキツかった。

Hornstrandir

上の写真の白いものはワタスゲの穂。雨で綿毛がくったりとしていますが一面に生えています。
奥にはフィヨルドの細い湾が連なっているのが見えます。

Hornstrandir

越えてきた川を振り返ると、けっこう登ってきたことがわかります。
岩がゴロゴロしたこのあたりでお昼休憩をとりました。
近くには小川が流れていて、水筒に水を補給します。

オプションのランチパックをツアーと一緒に頼んでいたのですが、これがとてもおいしかった。サンドイッチ2つとカップケーキなどがついていて、ボリュームもあってよかったです。このツアーに参加されるならランチパックも一緒にどうぞ。

ここにもベリー類がたくさん実をつけていて、ガイドさんがとってくれたのを食べてみると甘くておいしい。3種類ほどベリー類があるが、黒っぽいやつがうまい、とのことでした。

Hornstrandirの雪渓

高度が上がると、ところどころに雪渓が。もうそろそろ峠です。

Hornstrandir

峠からの景色。ケルンはあちこちにあります。

Hornstrandir

雪解け水が流れ込んで湿地になっています。ここにもワタスゲがたくさん。
写真ではよく伝わらないですが、右側の山が大きく切り立っていて迫力がありました。
アイスランドでは空気が澄んでいるため遠くにあるものが近く感じると聞いたことがありますが、まさに迫り来る感じがしました。

Hornstrandir

峠を越えて視界が開けると、フィヨルドの入江が見渡せます。絶景です。
最初はかたまって歩いていたものの、このあたりまでくると列は長くなり、先頭と最後尾がどこにいるのやら見えません。
前を歩いている人を見失わない程度の距離を保って、自分のペースで歩いたり、好きなところで写真を撮ったりできるので楽です。

Hornstrandir

下ってくると、雪解け水を集めた川の流れも大きくなってきました。
植物も増えてきます。

Hesteyri

このハイキングのゴール、Hesteyriが見えてきました。かわいらしい建物が並んでいます。

Hesteyri

ゴール!
この建物はOld Doctors Houseといい、人が住んでいた頃はお医者さんのお家だったのでしょう。
今は夏季のみゲストハウスとして営業しているようで、暖かいコーヒーなど飲み物をいただけます。お手洗いも借りられます。

歩き始めてから5時間ほど。気づくと足が泥だらけ、パンツも膝あたりまで泥々です。天気は悪かったけれど絶景を楽しめました!

出航まで時間があるようで、ガイドさんたちがあたりの散策に行くというので付いていくことに。

Hesteyri

海岸沿いを歩きます。途中ガイドさんが指差す方向をみると、アザラシらしき姿もみることができました。
私はよく見えなかったけれど、山側にはホッキョクギツネもいたもよう。近くで見たかった。。。

Hesteyri

折り返し地点は工場跡。人が住んでいた頃はニシンの加工場だったとのこと。

Hesteyriには船着場があり、そのまま船に乗りこみイーサフィヨルズルへ戻ってツアーも終了。
憧れのHornstrandir、疲れたけど楽しかった!

インフォメーション

Hornstrandirへはボードで行くしかありません。ボート&ガイド付のツアーはWesttoursでいろいろあります。

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